中学校巡回での出来事-その1-
2学期が始まり、学校生活やクラスメイトなどにも慣れてきて
少しずつ相談内容も変わってきます。
「今までは一生懸命だったのに、最近反抗的な態度が増えている」
「授業によって態度が全然違う」
「急に元気がなくなった」 などなど
これは私の経験からの話ですので、エビデンスがあるわけではないですが
毎年、このくらいの時期になると(ちょうど10月~11月くらい)、
心身ともに不調をきたす児童生徒が増えるような印象があります。
急に寒くなり環境の変化が著しいこともあるのだと思いますが・・・
私のような仕事をしていると、突然教室に入ると
「誰だ?あいつ?」みたいな雰囲気になり
いつもと違う環境だと気つける児童生徒だと、いつもよりもよい子になります。
ですので、教員がいつも
「なんで今日に限っていい状態なの?」
と嘆くことも多いです。
そのような時、私はいつも
「彼(彼女)には、今日のように頑張れる力があるということです」
とお伝えしています。
だって、そのような様子を見れることで、支援方針も考えられますから。
小学生に比べて、中学生のアセスメントは本当に難しくて
時々、的外れなことを伝えてしまうこともありますが、
教員の皆様に支えられて、この仕事ができるのだと強く感じています。
余談になりますが、ここ数年の傾向として
公立学校は、よくできる子と授業が分からない子の差が大きく、
教員が授業を進めにくそうだと感じます。
分からない子に合わせると、できる子たちは暇になり、おしゃべりが増えます。
よくわかる子に合わせると、完全に分からない子はこぼれてしまい、
立ち歩きや授業と関係ない話をすることが増えます。
クラスは今のままでもよいので、国語や数学などは能力に合わせたクラスに
編成することが必要なのではないかと感じる今日この頃です。